スーパースターじゃなくたって

師走。
忙しい。
けど,何となく,
煩わしいことは年内に終わらせたいという心理が働く人が多いようで,
年末は仕事がはかどる気がする。
これって日本人特有の心理なんかな?






最近プロフェッショナルと並んでよく見ているもう一つの番組が


「ドキュメント 72時間」


恵比寿の先輩に教えてもらった番組で,
ある場所に72時間滞在して,そこを訪れる人に取材していくというドキュメンタリー。



印刷屋,英会話教室,露天のアイス屋,宝くじ売り場と名物の猫,マッサージ屋,
米軍基地近くのロックフェス,産婦人科,携帯電話の修理屋,靴磨き,
駅の忘れ物預かり所,街の小さな葬儀屋,,,
ちょっと前には,京大近くの私設図書館を取り上げていて懐かしかったり,
広島一有名なホームレス,広島太郎を追いかけるという斬新な回も。



いろいろな場所が取り上げられているけれど,
焦点が当たるのは,
その場所を訪れた目的や背景,その場所に対する思い入れなど,
そこを訪れる人が持っている様々な思い。
ほっこりしたり,泣きそうになったり,時には考えさせられたり,
その人が歩んできた人生や,人生観が垣間見れるのがおもしろい。
プロフェッショナルは,
業界のスーパースター的な人達の活躍にもう圧倒されるばかりじゃけど,
この番組は,普通に過ごしているつもりの日々が,
いかにドラマに満ちあふれているかを実感させてくれる。



そして,テーマ曲の「川べりの家」がまたよい。
思わずダウンロードしてしまいましたとも。
一週間終わって,家に帰ってきて,
お酒でも飲みながらリラックスして見る72時間。
うーん,癒やされる。





どうやらこの番組,年末にスペシャルでその年のベスト10を一挙放送してるらしく,
先日,この番組が好きだという職場の方に2年分の年末スペシャルの録画をいただいた。
合計20エピソード,10時間。笑
ゆっくりしたい休日にまとめ見よう。
今週もあと1日!!


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# by flying049 | 2017-12-08 01:15 | Comments(0)

シン・ゴジラ

イギリスにいるときから,ずっと気になっていた映画。

「シン・ゴジラ」

今日は待望の地上波初放送ということで,
録画しながらも結局リアルタイムで見た!!


(以下,若干のネタバレを含みます。
あと,ゴジラ対デストロイアのネタバレも含みます。)



結果,

…興奮が冷めやらない!!

めちゃくちゃおもしろかったー!!



もし本当にゴジラが現れたら,
実際にどのようなことが起きるのか?
そういうコンセプトで,
政治家や官僚の対応,自衛隊の動き方,
アメリカを中心とする外交的問題など,
実務的な動きがかなりリアルに描かれていて(本当にリアルなのかは分からんけど),
そこに縦割り行政の弊害とか,
責任の所在が気になる政治家の対応などが浮き彫りになっているのが興味深い。
組織人としてはやっぱりいろいろ思うところありますねー。



そして,東京が壊滅状態に陥り,
西日本で不動産の価格が急騰しているとか,
円の価格が大暴落して円安が進んでいるとか,
それで儲けている人もいるとか,
避難民の受入れ先をどうするかとか,
東京で大地震が起きたらこうなるんだろうなーという感じさせる一幕も。






でも,僕が一番強く感じたのは,とても単純に,

「ゴジラ怖い!!」

ということ。



いや,ゴジラ強すぎる。
巨大で,すさまじい硬度を誇る皮膚を持っていて,放射能持ちで,
強力な熱線やレーザー光線をまき散らして,東京を火の海に変える。
リアルにすると,こんなにゴジラが「怖い」と感じるものとは。
正直,ゴジラが暴れてるシーンを見ているのがつらくて,
もう少し戦闘状態が続いていたら,耐えられなかったかもしれないほど。



小さい頃,父親に連れられてゴジラシリーズを見に行っていた。
あのときは,やっぱり怪獣が闘っているシーンが楽しかった。
でも,あのときゴジラとデストロイアが闘っていた東京は,リアルな東京ではなかった。
最終幕,ゴジラが東京の広域を巻き込んでメルトダウンするときでさえも,

「きっと,いつかゴジラはまた復活するよね!」

くらいの感じで思っていた。



それが,東京付近に住むようになり,見慣れた景色が破壊されて,
大勢の人が被害を受け,避難を強いられている様子がリアルに描かれて。
そして,モスラやスーパーメカゴジラが何とかしてくれるわけでもなく,
何とか人の手で解決策を見つけないといけない緊迫感。
もうずっと映像に引き込まれていた。


シン・ゴジラのテイストで,
ゴジラ対スペースゴジラとか
ゴジラ対デストロイアを描いたとしたら,
きっと耐えきれんのんじゃろうなー。



本当にゴジラが来たらどうしたらいいんじゃろーという絶望感と,
それでも何とか対処できるだけの底力が日本にあって欲しいという希望と,
いろいろな感情を突き動かされる問題作。
僕はそのうちブルーレイを借りてノーカットでもう一回見ます。
ぜひ,一度見てみて下さい!







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# by flying049 | 2017-11-13 00:49 | Comments(0)

イギリス法制度シリーズ③ 「イギリスの弁護士も楽じゃない」

イギリスの法廷に行ってみてまず目を引かれたのは,
裁判官,そして弁護士がカツラとローブを身につけていること。
法廷で真剣な議論が交わされている中で,カツラ。
ITや知的財産などの最先端の技術を論じる際も,カツラ。
これは裁判が「上流階級」の人々によって運営されていた時代の,
当時のファッションの名残なのだという。






イギリスの弁護士は,「バリスタ」と「ソリシタ」という二つの資格に分かれている。


「バリスタ」というのは,法廷での弁論技術に特化した資格で,
法廷でのルールを熟知し,その弁論技術を磨いたプロフェッショナル。
上級の裁判所においては,「バリスタ」のみが法廷に立つことが許される。


他方で「ソリシタ」は,法廷での弁論以外の法律に関する仕事をする資格。
例えば,法律相談をしたり,裁判に提出する書面を作ったりするのが仕事。
でも,ソリシタは上級の裁判所の法廷に立つことはできない。


このような制度の結果,一般の人が弁護士に依頼して裁判を起こすためには,

① まず「ソリシタ」に法律相談をして,裁判に提出する書面を作ってもらう。
  場合によっては,相手方との交渉をするなどする。

② もし解決せず,裁判を起こすことになったら,
  「ソリシタ」が「バリスタ」に依頼して,「バリスタ」が法廷に立つ。
  このとき,事件の情報は,「ソリシタ」が「バリスタ」に提供するものが全てで,
  基本的には,「バリスタ」は依頼人と直接話をすることはない。

という段階を踏まなければならず,
依頼者は「ソリシタ」と「バリスタ」のお金を払わなければならない。
そりゃお金がかかる。
もっとも,最近では,さすがに非効率で不便ということなのか,
「バリスタ」でも直接依頼人とやり取りをするようになってきたし,
「ソリシタ」が法廷に立つことができる場合も増えてきたのだという。





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# by flying049 | 2017-11-11 15:05 | 法律 | Comments(0)

イギリス法制度シリーズ② 「人権とは?」

キングダム46巻に,当代随一の法家である李斯が「法」の真髄について語る場面がある。

「"法"とは願い!
 国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!

 統一後,この全中華の人間にどうあって欲しいのか
 どう生きて欲しいのか
 どこに向かって欲しいのか
 それをしっかりと思い描け!」

法律を学んだ者としては,何とも熱くさせられる一幕。
この部分を読めただけでもキングダムを読んだ価値がある。
…というのはさすがにいいすぎか。
ともかく,李斯が語る法の真髄は,
法律というものが,いかにその国に暮らす人々の価値観と結びついているのかを示している。
そして,どうやらこのことは,古今東西を問わず妥当するものらしい。






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# by flying049 | 2017-10-31 00:17 | 法律 | Comments(0)

イギリス法制度シリーズ① 「不文憲法」

前々からやってみたかったイギリスの法制度の紹介。
なかなか時間がなくてできてなかったけど,少しずつ,書いてみたいと思います。
完全に僕の主観によるもので,細かいことで間違っている部分もあると思うけど,
雰囲気だけでも伝えられて,興味を持ってもらえれば幸いです。






さて,今回はイギリスの憲法の話。
「憲法」は,国の在り方を定める根本的な法律で,
現在,世界中のほとんどの国はそれぞれの「憲法」を持っている。
けれど,イギリスは,古い歴史を持ち,長らく近代国家として君臨していたにもかかわらず,
「憲法」と名前のつく法典を持っていない「不文憲法」の国である。






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# by flying049 | 2017-10-28 21:39 | 法律 | Comments(0)

師匠

人生で何回も繰り返し読んだ漫画を3つ挙げろと言われると,


「ドラゴンボール」


「スラムダンク」


と並んで,


「るろうに剣心」


が来る。



強いのに謙虚で優しくて無私無欲な剣心の生き方は一つの理想像じゃし,
一片の淀みなく己の信念を貫く齋藤一の生き様もかっこいい。
志々雄真実の豪快でスケールのでかい敵役っぷりにもどこか憧れる。
10巻~14巻辺りの絵柄が一番好きで,
京都編は本当に何回も読んでるし,
「Heart of Sword」とか「1/2」とかを聴くと今でもテンションが上がる。





好きなキャラクターは多いけれど,
もう一人,とても印象に残っているのが剣心の師匠である比古清十郎。
剣の腕は最強,口と性格は悪いけどなんだかんだで弟子のことを守ってくれている,
いかにも「師匠」という存在。



そんな師匠の名言が,

「春は夜桜 夏には星 秋に満月 冬には雪 それで十分酒は美味い」

「それでも不味いんなら それは自分自身の何かが病んでいる証だ」

というもの。



これは,幕末,剣心が人斬りとして暗躍し,心が荒ぶ中,
何を飲んでも血の味しかしないと感じていたときに,
過去を回想する場面で思い出していた台詞。

「剣は師匠にならったけど,飲み方は我流になってしまったな…」

とつぶやく剣心。
自分の信念に基づき,新時代を創るために人を斬っているはずなのに,
全く心が晴れないという剣心の苦悩を象徴するシーン。






最近,とあるお酒を飲まない方に出会ったんじゃけど,
その方は,飲めないのではなくて,

「酒を飲む意味が分からない」

から飲まないらしい。
別に,飲む,飲まないは個人の自由じゃけど,
自分にとって酒を飲むことの意味を考えてみたときに,ふと思い出したのが師匠の名言。

「美味いものを美味いと感じられるのも,心身に余裕があってこそ」

憂さ晴らしに浴びるほど飲むのも嫌いじゃないけど,
できれば美味いお酒を楽しんで飲みたいし,
そういられるように心身に余裕を持ってたいなー,と思ったりする。




とかなんとか言っときながら,
ここ数週間,二日酔いで棒に振る週末が続いている。
まぁ,僕にとってのお酒の師匠は,


飲みにくいビール瓶をいかに早く空にするか

いかに自分は飲まずに周りに楽しんで飲んでもらうか

場を盛り上げる飲み方とはどのようなものか


といったスキルに長けた方達ばかりだったから,こうなるのも当然か。笑
いや,でももう少しコントロールしないといけないかなー,そう思い続けて早10年。
お酒との上手い付き合い方を教えてくれる師匠,どこかにいないですかね。




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# by flying049 | 2017-10-25 23:29 | Comments(0)

その男,53歳,ロックスター

年末に向けて,楽しみが一つ増えた!


B'zのライブチケット!!


きっかけは,テレビで見たMステスペシャル。
トークはいつものごとく盛り上がらず(稲葉さんはテレビでのトークが苦手らしい),
稲葉さんもかなり老けて見えたけど,ステージに立つと空気が一変。
20歳若返ったかのように見える躍動感で圧巻のパフォーマンス。
さすが,プロフェッショナル中のプロフェッショナル。
稲葉さんももう53歳,見れるうちに見とかなければと思って,
先行予約に応募してみたところ,当選!
稲葉さんのソロライブは行ったことがあるけど,
B'zのライブに行くのはこれが初めて。



もともと,B'zはMr.Childrenに次いで好きなアーティストで,
中3でミスチルにはまるまではB'zばかり聞いていた。
金と銀のベスト盤(’Pleasure’と’Treasure’)を始めとして,
いくつかのアルバムは今でもI phoneに入ってる。



「LOVE PHANTOM」から「love me, I love you」への流れが最高。
「Run」,「Calling」,「さまよえる蒼い弾丸」とかも良い感じ。
他にも,「HOME」,「今夜月の見える丘に」,「ギリギリChop」,
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」とかはよく聞く。
マイナーどころだと,
「Love is dead」,「Survive」,「傷心」,「結晶」,
「ハピネス」,「Wonderful opportunity」とかかな。
好きな曲は15年前からさほど変わってない。



そしてなんといっても稲葉浩志。
格好良すぎる53歳。
トップランナーの特集で密着取材をしてたんじゃけど,
ライブ前には毎日走り込み,トレーニングを欠かさないほか,
のどを痛めないように,真夏でも冷房を付けず,
冷たいものも飲まず,温かい鍋物を食べる徹底した体調管理。
もはやアーティストというよりアスリート。
でも,いつも「ウルトラソウル,ハーイ!!」とかやってる訳では決してなくて,
歌詞はとても繊細で,内省的で自分と向き合わさせられるものだったり,
優しく励ましてくれたりするものも多いというギャップ。
ミスチルの桜井さんとはまた方向性が違うけど,
稲葉さんもとてもかっこいい憧れのおっさん像の一つ。


「B'zの,
 
 B'zの,,,

 B'zのLive-gymにようこそ!!!!」


と,甲高い声で稲葉さんのモノマネをする大学時代の友人の姿が思い浮かぶ。
どんなセットリストでも満足じゃけど,
できれば,生で「LOVE PHANTOM」が聴きたい!




(※オフィシャルチャンネルから)

この95年の「LOVE PHANTOM」のライブ映像は
マジで鳥肌が立つほどかっこいいので,ぜひ探して見てみて下さい。
飲み会でこの曲に合わせてビールを飲んでいた頃が懐かしい。笑




ミスチルとB'zのほかにも,

サザンオールスターズ,スピッツ,椎名林檎,
ドリカム,安室奈美恵,久保田利伸,MISIA

とかのライブはちょっと遠征してでも是非行ってみたい!
やっぱり生演奏は全然違うはず。
これを機に,いろいろ手を出してみようかな!



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# by flying049 | 2017-10-07 13:11 | Comments(0)

サービス精神

某中東の航空会社に勤めている友達に聞いた話によると,
その航空会社では,通常はどの国への便も国籍関係なく従業員を配置しているけど,
日本便だけは,日本人従業員を多めに配置しているらしい。



その理由は,日本人のサービスに対する感覚が他国の人とは違ってて,
他国の従業員だと対処しきれないことがあるからとのこと。
日本人乗客は,例えば,ベルト着用の指示などにも素直に従ってくれて,

「頭の中に,ルールに従うように命令する
最先端のマイクロチップでも埋め込まれているんじゃないか」

なんてジョークを言われるくらい,基本的には従順で,礼儀正しい人が多いらしい。
でも,時々,全く予期していないことで爆発=激しいクレームを付けられることがあるらしく,
「サイレント・ボム」と揶揄されることもあるのだという。
日本人乗客のサービスに対する要求水準が高いというのが原因らしいけど,
その根底にあるのは,従業員と顧客との関係に関する意識の違いなんじゃないかと思う。






イギリスの人たちは,愛想がいいし親切な人が多い。
レストランやスーパーマーケットなどでも,
にこにこしながらフレンドリーに接してもらったことは多い。
でも,従業員と顧客はあくまでも対等で,「顧客の方が偉い」という感覚は決して無い。



イギリスのスーパーマーケットでは,レジ担当の従業員は皆座っていて,
カゴから商品を取り出すのは自分。袋に入れるのも自分。
僕が大量の食料品と新聞を買おうとしていたときには,
カゴから品物を出している間に,レジ担当のおばさんから,

「あら,あなた新聞買うのね。カゴから食品を出すまでの間,
ちょっと新聞を読ませてくれない?」

と言われて,おばさんはしばらく僕の買った新聞を読んでいた。
別に減るものじゃないしいいんじゃけど,
日本だとあり得ないだろうなーと思って苦笑い。



もちろん,サービスを売りにする高級レストランや高級ホテルなどでは,
それこそ世界トップクラスのおもてなしをしてもらえるんだと思うけど,
普通のスーパーや飲食店だと,鼻歌を歌ったり,
他の従業員と談笑しながら楽しそうに仕事をしている人も多い。
荷物の配送も,細かい時間指定なんかはできなかったりと,不便に感じたことは多い。
そして,顧客の側も,そういうものなんだとそれを当たり前に受け止めている。
たぶん,日本よりもクレイジーなクレーマーはたくさんいるんだろうけど,
「無理だ」ときっぱりと断って,それで終わっているんじゃないかと思う。





さっきの航空会社の話にしても,
他の外国人相手だと,例えば,

「Tea or coffee?(コーヒー?お茶?)」

で済むところが,

「あたたかいお飲み物はいかがですか?コーヒーと紅茶がございます。」

と,丁寧な言葉遣いで対応することが求められる。
こういった些細な文化の違いの積み重ねと,
あまり自分の意見を言わずに溜め込んでしまう日本人の気質との組み合わせで,
外国人から見ると突然爆発したように思えて,戸惑ってしまうのだろう。






日本に帰ってきて,コンビニで100円ちょっとのおにぎりを買っただけで,
丁寧に袋に入れてくれて,ポイントカードの出し忘れがないかも聞いてくれて,
最後はお辞儀しながらありがとうございましたーと言ってもらって,
正直,そこまでしなくてもいいのに,と思ってしまった。
僕は元々,日本のお店の礼儀正しさとか,
心遣いっていうのは心地よくていいなーと思っていたけど,
こういう心遣いというものが,
働く人の精神的,肉体的負担の上に成り立っていることは間違いない。



その上,こういった顧客上位の考え方が,
残念ながらクレーマーを誘発・助長している面もあると思う。
以前何かで読んだのが,ある日本の病院で行われた社会実験。
その病院で,患者のことを「○○さん」ではなく,
「○○様」と呼ぶようにしてみたところ,
患者がみるみるうちに横柄になり,
相次ぐ理不尽な要求のせいで業務に支障が出るようになってしまったのだという。
そして,慌てて呼び方を元に戻すと,次第に元に戻っていったのだとか。
人は扱われ方によって態度ががらりと変わることを示す好例。

「私は客だ!」

なんて全然すごくないことを偉そうに言ってる人を見ると,
本当に嫌な気分になるけど,丁寧なサービスを受け慣れていると,
知らず知らずのうちに自分も横柄になってしまっているんじゃないかと,
気をつけないといけないなと思う。



サービスの受け手としては便利で心地よくとも,
大多数の人は,どこかでサービスの担い手として働いているわけで。
適切なサービスには適正な対価が払われないと,
ストレスフルな職場が増えるし,みんなでジリ貧になっていく。
その最たるものがサービス残業なのだろう。

「顧客のために」

「サービス精神」 

「おもてなし」

美しい言葉だけど,これを当たり前だと思ってはいけないし,
無償で強制することでもないと思う。






イギリスで楽しそうに,適当に働いているカフェやスーパーの店員を見ていると,
もう少し,日本にも適当に働くことを許す空気があってもいいのではと思うようになった。
完璧を求めるのであれば適切な対価を支払う。
過労死やメンタルを病む人が減る方がよっぽどいいことだと思う。
宅急便の値上げとか,時間指定枠の削減とかのニュースを見て,
そんなことを考えた週末。



なので,もう少し,
僕の仕事の納期もルーズにしてくれたり,
納期ボーナスとか出たりしてくれればいいのに…
なんて,あいにく,そういうのとは無縁の仕事。
メリハリ付けて頑張りましょうかね。



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# by flying049 | 2017-10-01 16:17 | イギリス | Comments(2)

祖国を作るということ

イギリスの語学学校で出会った友人の中でも,
特に印象的だった一人が「クルディスタン」出身だという同世代(たぶん)の女性。
彼女は「クルディスタン政府」の官僚で,
イギリスの大学で学ぶ準備のために語学学校に勉強しに来ていた。
けれど,2017年現在,「クルディスタン」という国は存在していない。



トルコ,イラク,シリア,イランにまたがる地域にはクルド人という民族が住んでいる。
イラク戦争やISとの戦いでは,戦線の鍵を握る存在として,
よくクルド人部隊の名前が挙げられているけど,彼らには祖国が存在しない。
もともと,その辺りの地域に暮らしていた民族だけど,
かつて中東の国々の国境が恣意的に決められた際に,彼らの住む地域は分割されてしまい,
それぞれの国で,少数民族として迫害されてきた歴史を持つ民族。
クルド人の人数は2500万から3000万人ほどと言われていて,
独自の国家を持たない世界最大の民族集団と言われるらしい。



彼女いわく,トルコやイラクといった国には帰属意識がなくて,
あくまでも自分のアイデンティティは「クルディスタン」なのだという。
イギリスに来る前に働いていたところの写真を見せてもらうと,
おそらくイラク北部のクルド人自治区のことだと思うけど,
「クルディスタン政府」の建物もあるし,「President」が演説もしていた。
学費も公費から支払われているようで(時々支払が止まることもあるらしいけど),
語学学校で「英語を勉強する動機」について語り合うというレッスンの際には,
英語を勉強して,イギリスの大学で知識を身につけて,
そしていつか自分たちの国を作ることに貢献したい,ということを真剣に話していた。



なんでこんなことを思い出したかというと,
9月25日,イラク北部のクルド人自治区で,
イラクからの独立を問う住民投票が行われるというニュースを目にしたから。
おそらく,独立支持が過半数を超えることが予想され,
ただでさえ混乱している地域がさらに不安定になり,
ひいてはイラクが分裂して内戦が起きる危機があるのだという。



でも,彼女を含むクルド人の

「自分たちの国を作りたい」

という気持ちそれ自体は,とても純粋なもののはずで,
それが内戦の引き金になるとすると,何とも複雑な気持ちになる。
中東やアフリカの不自然な国境線を見ていると,
クルド人ほど人数は多くはなくとも,同じような民族はたくさんあるはずで,
「国家」や「国民性」というものが,
いかにフィクションであるかということを思い知らされる。





…と,重い話をしてしまったけど,
おもしろかったのは,彼女が,僕の抱いていた

「ムスリムの既婚者女性」

に対するイメージと,かなりかけ離れていたこと。
ヒジャブも付けていないし,
韓流スターが好みらしく,
韓国にはハンサムな男性しかいないのね!って目を輝かせていたり,
お酒は飲んじゃいけないけど,みんなと話したいからって言いながら
パブでの飲み会にまで来てくれたり。
当たり前のことだけど,ムスリムといっても色んな人がいる。
たくさんの人に出会って,
自分の中の「ステレオタイプ」な見方が崩れていくのが楽しかった。



「クルディスタン」もまた大変な時期になっていくと思うけど,
彼女のような優秀でポジティブな若者が活躍して,いい未来を作っていくのだと信じて。
イギリスにいる友人達よりも難しいと思うけど,いつかまた,どこかで会えるといいな!




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# by flying049 | 2017-09-25 01:52 | イギリス | Comments(0)

連覇

カープ連覇!!
昨年はイギリスにいたので見れなかったけど,
今年は運良く家にいる日に中継やってて,リアルタイムで見れた!
台風で順延したおかげか。



かつてはこのブログでも,弱いことを散々ネタにしてきたというのに,
2年連続優勝って,時代って変わるんだなー。
敬老の日ということで祖母にメールしてみると,
「最高でーす」と返ってくる。
たぶん,広島の街は大盛り上がりしてるのでしょう。
うーん,帰りたい!笑



今年は黒田が引退して,鈴木誠也もケガをして,
昨年よりも大変な1年だったと思うけど,
次々と出てくる若手の新戦力と,
最後まであきらめないたくさんの逆転劇は,
本当にわくわくさせてくれて,
いつもスマホの速報で見ながら勇気をもらっていた。
広島にカープがあってよかった!



とはいえ,
まだまだこれからクライマックスシリーズ,
日本シリーズと戦いは続く。
ソフトバンクは強いけど,今年は夢の日本一へ!!!


今晩は祝杯!!



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# by flying049 | 2017-09-18 20:16 | Comments(0)

1度きりの今、楽しく行こー!


by flying049
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