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師匠

人生で何回も繰り返し読んだ漫画を3つ挙げろと言われると,


「ドラゴンボール」


「スラムダンク」


と並んで,


「るろうに剣心」


が来る。



強いのに謙虚で優しくて無私無欲な剣心の生き方は一つの理想像じゃし,
一片の淀みなく己の信念を貫く齋藤一の生き様もかっこいい。
志々雄真実の豪快でスケールのでかい敵役っぷりにもどこか憧れる。
10巻~14巻辺りの絵柄が一番好きで,
京都編は本当に何回も読んでるし,
「Heart of Sword」とか「1/2」とかを聴くと今でもテンションが上がる。





好きなキャラクターは多いけれど,
もう一人,とても印象に残っているのが剣心の師匠である比古清十郎。
剣の腕は最強,口と性格は悪いけどなんだかんだで弟子のことを守ってくれている,
いかにも「師匠」という存在。



そんな師匠の名言が,

「春は夜桜 夏には星 秋に満月 冬には雪 それで十分酒は美味い」

「それでも不味いんなら それは自分自身の何かが病んでいる証だ」

というもの。



これは,幕末,剣心が人斬りとして暗躍し,心が荒ぶ中,
何を飲んでも血の味しかしないと感じていたときに,
過去を回想する場面で思い出していた台詞。

「剣は師匠にならったけど,飲み方は我流になってしまったな…」

とつぶやく剣心。
自分の信念に基づき,新時代を創るために人を斬っているはずなのに,
全く心が晴れないという剣心の苦悩を象徴するシーン。






最近,とあるお酒を飲まない方に出会ったんじゃけど,
その方は,飲めないのではなくて,

「酒を飲む意味が分からない」

から飲まないらしい。
別に,飲む,飲まないは個人の自由じゃけど,
自分にとって酒を飲むことの意味を考えてみたときに,ふと思い出したのが師匠の名言。

「美味いものを美味いと感じられるのも,心身に余裕があってこそ」

憂さ晴らしに浴びるほど飲むのも嫌いじゃないけど,
できれば美味いお酒を楽しんで飲みたいし,
そういられるように心身に余裕を持ってたいなー,と思ったりする。




とかなんとか言っときながら,
ここ数週間,二日酔いで棒に振る週末が続いている。
まぁ,僕にとってのお酒の師匠は,


飲みにくいビール瓶をいかに早く空にするか

いかに自分は飲まずに周りに楽しんで飲んでもらうか

場を盛り上げる飲み方とはどのようなものか


といったスキルに長けた方達ばかりだったから,こうなるのも当然か。笑
いや,でももう少しコントロールしないといけないかなー,そう思い続けて早10年。
お酒との上手い付き合い方を教えてくれる師匠,どこかにいないですかね。




by flying049 | 2017-10-25 23:29 | Comments(0)

1度きりの今、楽しく行こー!


by flying049
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